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集合写真撮影時の笑顔の作り方

2017/05/19

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集合写真を撮影する機会ってどなたにもあると思います。

花見、キャンプ、結婚式二次会、卒業式。

色々ありますが、一眼レフなんて持ってた日にはそれはもう高い確率で頼まれます。

その写真を生かすも殺すも、実は撮影者にかかっています。

今回は僕の過去の経験を元に被写体を笑顔にする方法をお伝えします。

「笑ってくださーい」「ハイ、チーズ」で人は笑えない

やりがちです。

簡単ですしね。

実際問題カメラマンに笑ってくださいって言われて満面の笑みができますか?

そもそも「ハイ、チーズ」ってなんだ。

 

 

 

俺、チーズじゃねぇわ。
人だわ。

 

 

 

何故か怒ってる人いますね。

美味しいんですけどね、チーズ。

個人的にはこれが好きです。

クラッカー、チーズ、生ハムの順で乗せてハチミツとか垂らすとワインガブガブ飲めます。

さて、一通り毒づいて見たところで本題に入ります。

 

人を本当に笑顔にしようとすると、素人の場合ある程度笑えることをしないと難しいです。

ポイントとなるのは被写体ではありません、カメラマンのテクニックです。

撮影テクニック

機材やカメラの設定について少しお話します。

まず、カメラの設定ですが、ビューモードで撮影が可能なものはそちらで撮影してください。

ビューモードっていうのはミラーレスカメラのイメージですね。

ファインダーを覗いての撮影だとイメージより若干画角が広かったり狭かったりして全体のバランスを取るのが難しいです。

続いてF値です。

F値を開放すればするほど(数値が小さいほど)ピントの合う距離幅が小さくなり、背景はボケます。

それが一眼レフの醍醐味ではあるのですが、何事においても使いどころというものがあります。

F値は9〜11を目安に設定し、1列目の可愛い女の子にだけピントを合わせて2列目の背の高い男、オヤジをボカすのはやめましょう。

良い写真は撮れても、あとあと仕事がやりにくくなります。

ちなみにF値を9〜11に設定したことで暗くなってしまった場合はISO値をあげることで対応すると良いと思います。

※犬などのペットがいる場合はF値が大きいほどブレやすくなるので
この場合もISOを調整してください。

 

次に撮影モードの話です。

ほとんどのカメラには連写モードというものが備わっています。

大勢で撮ると、たいてい目をつむってしまう残念な方がいるのでこれを利用して3枚は連続で撮影してください。

ベストショットを残しましょう。

 

最後にあると便利なアイテムを2つ。

1つ目が三脚。

プロの間では三脚は重ければ重いほど固定力が増して良いとされていますが、南極大陸や富士山の頂上で撮影でもしない限り、安いもので十分です。

それでもあるかないかでは確実に写真に違いが出ますので予算に余裕があれば買ってください。

一個あると何かと便利です。

2つ目がリモコンです。

自分も写りたい場合はあると便利です。

こちらは別になくてもタイマー撮影を使えば撮れるのですが、先述した連写モードとタイマー撮影は同時には使えないカメラが殆どです。

自分も写る、かつトークで笑わせた一瞬を切り取るのには必須ですのでこちらも持っていて損はないです。

純正じゃなくても安いのが良いのであればこちらをオススメします。

被写体をイジる

これまでは機材側の話をしてきましたが、これからはカメラマン側の話をします。

僕自身東京に出て8年になりますが、それまでは生まれも育ちも関西です。

スーパーでは六甲おろしが流れ、ジャニーズのトップよりも吉本の座長に憧れを抱きながら少年時代を過ごしてきました。

そんな話はどうでも良いので使えそうな例文をいくつか紹介します。

 

例文1

「はーい、皆さんこっち見てくださーい」

「〇〇さん少し内側に、〇〇さん一歩下がってくださーい」

「これから撮りますよー。」

「あ、女性の皆さんはアゴちょっと引くと小顔に写りますよー」

「・・・」

「そんなキメ顔でこっち見ないでくださーい、慣れてないので照れますー。」

カシャ、カシャ、カシャ

「思ってるほど誰もあなたのアゴのラインなんて気にしてませんよー」

カシャ、カシャ、カシャ

 

 

例文2

「はーい、皆さんこっち見てくださーい」

「〇〇さん少し内側に、〇〇さん半歩前へ」

「はーい、準備整いましたー。バッチリですー。」

「皆さん笑顔でいい感じですよー。」

「それでは新郎の〇〇くん、僕と交代してこっちでシャッター切ってもらえますかー。」

カシャ、カシャ、カシャ

 

 

例文1のポイントは個人を攻撃しないこと。

誰か一人でも嫌な気持ちになるとそれは心から笑えません。

あくまで女性というくくりでイジり、誰も傷つけないことが重要です。

 

例文2のポイントは思い切ってその場にいる主役をイジることです。

ジョークですのでそれが上長であっても先輩であっても許されます。

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ツッコミ待ち

どんどん行きましょう。

 

例文3

「はーい、皆さんこっち見てくださーい。」

「〇〇さん少し内側に、〇〇さん半歩前へ」

「〇〇さん凄くいい表情です。」

「〇〇さんは姿勢が素敵ですねー。」

「〇〇さんも優しい目をしています。今日なんかあったんですか?あ、結婚式でしたねー。」

「はーい、では僕も喋り疲れたのでここらで休憩入れまーす。」

「いや撮れや!!」

カシャ、カシャ、カシャ

 

 

これは親しい間柄のツッコミ役が必要なので場を考えて使ってみてください。

知らない人の中で迂闊にやると本当に休憩することになります笑

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小話

例文4

「はーい、皆さんこっち見てくださーい。」

「〇〇さん少し内側に、〇〇さん半歩前へ」

「皆さん表情固いですねー。ちょっと話聞いてもらっていいですかー。」

「この間残業中に晩御飯食べようとうどん屋さん入ったんですよー。」

「そしたら店員の中国人とおぼしきお兄さんの手際がやたら悪くて。」

「うどん持ってレジに言ったらレジの女の人がごはん入ってないよー!とか叫ぶわけです。」

「何を訳のわからんことを・・・って思てたらさっきのお兄さんが」

「ゴハンイレタヨー!!」

「って返してきました。」

「もう全然意味わかんなかったんですけど、ふとお兄さんの胸の名札が目に入ったんです。」

 

 

 

「ごはん」

 

 

 

「お前なんでうどん屋で働いとるねん!」

「大戸屋行け!!」

カシャ、カシャ、カシャ

「はーい、いい顏になりましたよー。」

「そのままの感じでもう一回行きまーす!」

カシャ、カシャ、カシャ

 

ちなみに大戸屋の部分は「和食のさと」とかでもいいと思います。

鋭くツッコめばだいたい笑ってくれるのでそこがチャンスです。

小話は他の二つと比べると難度が高いのですが、笑ってくれる時間が長いのでいけるのであれば一番オススメです。

まとめ

なんだかんだ言っても集合写真において、最も大事なことは笑顔を作ることです。

構図が悪くてもあとでトリミングして切り取ってしまえば良いし傾いてるなら加工で直せばいいです。

大抵のことは後から何とか出来るのですが、ブレだけはなんとも出来ないので三脚なしで撮る場合は脇閉めて固定して撮ってください。

それだけ頭においてあとはシャベリに集中です。

人の笑顔っていいですよね。

別に撮る側は真顔でも全く問題ないのですが、人を撮る時は僕自身も笑っている場合が多いように思います。

撮る側が楽しんでいれば被写体も笑ってくれる可能性が上がる気がします。

最後のは感覚ですけどね。

 

それではこのエントリーを読んだ方の写真が、少しでも素敵なものになりますように。

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