サンジョセップ市場とCon Gracia
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歴史あるカテドラルを訪れた僕たちはお腹が減ったので、スペインの台所とも呼ばれるラ・ボケリア(通称サンジョセップ市場)へ向かうことにしました。
サンジョセップ市場
日本で言うと築地市場が近いのかな。
鮮やかな商品と赤の強いライトが印象的でした。
タクシーに乗り、Google Mapを使いながら近くで降ろしてもらったため裏口の可能性が高いのですが、入り口はこんな感じ。
道幅は人2人がすれ違える程しかなく決して広いとは言えません。
最初の目に入ってきたのは鶏。
豪快というか食べ物と生き物のちょうど中間みたいな出で立ちです。
向かいにはフルーツ屋さん▼
ジュースもカットフルーツも一つ2ユーロだったので、カットマンゴーを買ってみたのですが案の定失敗。
日本みたいにフルーツの美味しい国は稀ですね。
タイのマンゴーはめちゃくちゃ美味しかったけどスペインのマンゴーはマズいのであまりオススメ出来ません笑
惣菜も売っていてその気になればその場でバースツールに座って食べることも出来ます。▼
色鮮やかなフルーツや香辛料が目を引きます。▼
唯一これだけ美味しかったのが生ハム。▼
2.5ユーロで結構量があるので日本では勇気を出して頼んでちびちびつまむ生ハムも好きなだけ食べることが出来ます。
しかも言えばその場で削ってくれるので出来立ての生ハムです。
妻はこのまま持ち歩いて食べてました。▼
この時は飲まなかったのですが、白ワインと合うんですよねぇ。。
市場の中にはバルもあり、牡蠣とかつまみながらその場でがっつり飲むのも悪くなさそうな雰囲気でした。
とりあえず生ハム食べたい人はここ訪れておけば間違いないと思います。
カタルーニャ建築家協会
次に訪れたのがこちら、カタルーニャ建築家協会です。
カテドラルの前のノヴァ広場の前にあるこちらの建物。
上部壁画はピカソデザインなのですが、完成当時は子供の落書きにしか見えないと大きな議論を巻き起こしたようです。
当時はカテドラルの大司教も批判していたのですが、現在は歴史遺産となりこれを目的に多くの人が訪れます。
この建物の外観自体はカテドラルやサグラダファミリアを始めとした各種ガウディ建築と比べると見劣りするのですが、一部の方には是非中へ入って頂きたいと思います。
インテリア、雑貨好きの方、ここは天国みたいなところです。
建物内は地上2階、地下一階の構造になっており、ここは1階。▼
ジョージネルソンのサンバーストクロックやイームズのハングイットオール、パントンチェアなどvitra社の名作が並びます。
ittaraの食器なんかもありますね。
デザイナーズ家具に興味のある方にはたまらないチョイスですね。
一階ではオシャレ雑貨の取り扱いがあります。
こちらのキリンのオブジェ、ちょっと欲しかったなぁ。▼
ただ日本語訳がおかしくて何言ってるかあまり分かりません笑▼
このバックパックはURBAN RESEARCHやJOURNAL STANDARDで取り扱えば売れそうな感じ。▼
そして印象的な枕を発見しました。▼
これがあれば職場の昼休みにでも安眠出来そうですね。
周りの人間は心配すると思いますけど笑
地下に行くとアルテミデのライトやオフィスチェアが展示されています。
僕の好きなテイストがそのまま詰まったインテリア雑貨屋さんがここにはありました。
ただヨーロッパは電流の企画が日本とは異なるため、電化製品の購入は控えた方がよいかもしれません。
興味のある方はぜひ中まで入って確認してみてください。
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Con Gracia
1日の締めはちょっと贅沢なレストランで。
せっかくのスペイン、せっかくのクリスマスということで旅の前から妻とどこかで1日はお金かけて美味しい料理を食べようという話をしていました。
そこで前日の夜ホテルで調べたCon Graciaへ行ってみることに。
ミシュランで星は取っていないもののトリップアドバイザーの評価も上々です。
出展:トリップアドバイザー
細い路地に面した小さなお店です。▼
サービスを提供するのはスウェーデン人のオーナー兼ソムリエの女性とそのパートナーの2人。
別にコックさんがいらっしゃいます。
店内は広くはありませんが多灯照明で雰囲気は凄く良いです。
隣の席との距離が近いのが気になりますが、幸いこの日は2組しか他にいなかったため全く問題ありません。▼
今回僕たちがお願いしたのは...Traditionというコース。
65.0ユーロでした。▼
まずは一つ目、Crunchy seaweed with surf and turf mayonnaises▼
なんだか物凄くおしゃれに書かれていますが、要するにマヨネーズののった、のりしお煎餅です。
高級庭園で使われそうな石に乗って出てきました。
不味くはなかったけれどオシャレ過ぎてちょっとついて行けません。
この時は65ユーロのうちこれは何ユーロを占めているのだろうと考えていました笑
続きまして2品目、Salmon tartar with acid sauce and katsuobushi▼
蒸したサーモンにかつおぶし、とびっこの組み合わせ。
シェフが日本好きなのか和食からインスピレーションを受けた料理が続きます。
前菜だけあって量は少ないですが美味しかったですね。
ここからメニューに突入。
まずはこちら、Lentil cream with Iberian”migas”,crayfish,pork belly and parsley▼
いきなり何これ料理が登場です。
crayfishってザリガニじゃなかったっけ?とか話してたらエビみたいなのが乗ったスープが出てきました。
正解。
何よりミガスっていうのが曲者で色んな国で取り扱いがあるのですが、毎度全然違うものが運ばれてきます。
僕の知っているミガスだけでもかき揚げに近いもの、パンと野菜の炒め物とあったのですが、今回はスープ。
よくわからないものが出来たらとりあえずミガスって名付けとけば間違いないんじゃないかな・笑
美味しかったんですがイクラの緑バージョンみたいなプチプチしたあれは一体なんだったんだろうと未だに気になります笑
次いきましょう、Creamy rice with prawns and market fish▼
エビのだしで作ったような旨味たっぷりのリゾットとサワラに近い白身魚です。
これは一番美味しかったな、ただちょっと量が少ない。
また食べたいです。
次です、Fake green pepper with Iberian pork▼
何これ料理第二弾の登場です。
真ん中に鎮座する緑の実、実はこれイカなんです。
What’s all this?
Squid.
は?
Squid.
というやりとりをしました笑
味はというと緑に染められたイカの中にイベリコ豚がぎっしり詰まっていて非常に美味。
色が強烈過ぎてなんとなく体に悪そうでしたが、美味しくいただけました。
続いて出てきたのがこちら、Low temperature duck breast with vegitables and “chimichurri” sauce▼
見た目にも華やかなこちらの一品。
時間をかけて作られたのが伝わってくるのですが、このアヒルめちゃくちゃ美味しいです。
表面はパリパリ、中はジューシー。
ちなみにチミチュリソースは南米でポピュラーなニンニクとパセリにオリーブオイルと酢を加えたもの。
白ワインによく合うメインディッシュにふさわしい一皿でした。
さあ、デザートに突入です。
Marinated strawberries with lime and cava▼
直訳するとイチゴとライムとcavaがマリネされた何か、とのことでしたがいざ見ても何なのかわかりません。
と、スプーンの上には謎のツボミが一つ。
ツボミを口に含んでからそれ食べてみて、とオーナーからのアドバイス。
が、しかしこのつぼみを口に入れた瞬間すさまじい苦味が口に広がりました。
うわぁー!!!!
年甲斐もなくクリスマスの夜に叫びました。
デザートだと思って口に入れたものの、まだメニューの続きだったようです。(?)
全然甘くない。
と言うかよくわからない。
オーナー達は爆笑してましたがこういうサプライズはいらないです・笑
名前は忘れましたが聞くととても希少な花だったようで結構な値段がするようです。
人生で食べた珍味ランキング暫定1位となりました。
そもそも花とか愛でる物であって食べる物じゃないしね。
次、本当のデザートはこっち、“arroz con leche”,white chocolate cake,ice cream and eucalyptus caramel▼
めちゃくちゃインスタ映えしそうなこちら。
今まで少量ずつ提供してきたのにここにきて本気出してきた感じ。
甘さ控えめで美味しかったけどアラザンだっけな、この銀のやつはいらない。
ただ見た目も大事にするのは非常にフレンチっぽいです。
最後はこちら、Petit Fours▼
なぜPetit Foursで3個ずつなのだとそれしか考えていなかったのと、いい感じに酔っていたため、あまり味は覚えていません・笑
全体を通して感じたのは凄く攻めた料理を提供している点。
美味しいのは勿論ですが、料理が提供される度に驚き、感動しました。
他の方がどう感じるかはわかりませんが、30になった僕たち夫婦は会話の弾む楽しい時間を過ごせました。
値段もバルセロナで美味しいお店ということを考慮すると決して高くはないと思います。
もしバルセロナに行く機会がありましたら是非訪れて見てください。
以上、Con Graciaレポートでした。
それではまた!
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