Smart Life

Men with cool heads but warm hearts.

トライアスロン

2016 野尻湖トライアスロンに参加してきた【2日目】

スポンサードリンク






引き続きトライアスロンの話です。

こっちが本番。

  1. ペンション ミルキーハウス
  2. スイム
  3. バイク
  4. ラン
  5. トライアスロンを終えて

1.ペンション ミルキーハウス

説明会を終えた僕は自転車で宿へ戻りました。

DSC00803

こちらが僕の泊まった宿、ペンション ミルキーハウスです。

トライアスロンの参加者は黒姫駅にある信濃町観光協会案内所にメールをして宿泊予約を代行してもらうことになっています。
※宿の場所は選べない

料金は一律で8,000円。

一泊2食、会場までの往復送迎付きです。

緑がいっぱいでした。

入り口には可愛らしい看板があります。

DSC00804

通された部屋はこんな感じ。

DSC00781 DSC00782 DSC00783

始めに二人で予約を入れてしまったからか、ツインの部屋に通されました。

エアコンはありませんでしたが、この地域は熱帯夜とは無縁なため問題なし。

また、トイレ、風呂、洗面台は共用で部屋にはテレビすらありません。

国内なのでiPhoneのテザリングを使って問題なかったのですが、当然インターネットを利用出来る環境もありませんでした。

必要十分なのですがここまで何もないとどこか落ち着きません。

ミニマリストなるものが最近流行っているようですが僕には難しいような気がしました。

ちなみにこちらが共有の洗面台。

DSC00784

早めの晩御飯ということで19:00前には食堂で頂きます。

他の宿泊者も皆トライアスロン参加者でした。

中には毎年参加してもう20年になる猛者まで。

この夜は緊張や不安でビールを我慢するのが大変でした笑

ちなみにメニューはこんな感じ。

DSC00805 DSC00806 DSC00807 DSC00808 DSC00809

他にも前菜の後に春巻きが出ましたが、夢中で食べてしまい撮り損ねました。

大会前夜とあってそこまで堪能出来ませんでしたが、どれも素朴な味で美味しかったです。

宿泊者は全員参加選手。

初めての僕に対しても優しく対応してくれる紳士な方ばかりで心強かったです。

大会当日は朝6:00前から朝食ということだったので、宴もたけなわ、話もそこそこに24:00には就寝しました。

 

 

大会当日は6:00に起床して朝食。

朝からパン二枚、マッシュポテト、オレンジジュース、コーヒーとがっつり頂きました。

その後少し余裕を持って大会会場までペンションのマスターに送って頂き、ロードバイクをバイクラックにセット。

隣にランニングシューズと靴下、サングラス、ヘルメットを置いて準備完了です。

その後8:00-8:40でスイムのウォーミングアップ。

この日の水温は22度。

袖なし、半パンタイプのウェットスーツでも「めちゃくちゃ寒い!」といった事態は回避することが出来ました。

さらにその後、大会長挨拶、特別ゲストの「Yes,We can」でお馴染みのノッチ氏の挨拶、準備体操を終え、8:50にスタートの合図がありました。

スポンサードリンク





2.スイム

事前情報では最初に164名、その後は3分置きに137名、153名がスタートすることになっていました。

全部で454名です(うちチーム出場が17チーム)

なお、リザルトでは396名の名前があったので、41名が参加費の25,000円だけを支払い何らかの理由で出場していません。

 

 

 

これだけで1,025,000円・・・。

 

 

 

まぁそんな話は競技に関係ないですね、話を戻しましょう。

僕は学生時代水泳部だったため、ある程度泳ぎは出来ると思っていました。

ただその自信は開始直後に崩落します。

スタートから164名が同時にスタートするためもみくちゃになります。

断言しますが、スタートが一番危険。

自分のペースで泳げるようになるまでは凄く怖かったです。

そして途中で気付いたんですが、湖だと真っ直ぐ泳ぐのが難しいんですよね。

Crawl, Swim通常クロールは上図のように横を向いて息継ぎを行いますが、コースロープなど指標となるものがない中で真っ直ぐ泳ごうと思うと、少なくとも数回に一回はヘッドアップという前を向いた状態で息継ぎをする必要があります。

これが普通のクロールと比べるとめちゃくちゃ疲れるんです。

プールで練習したものとは全然違ったため、意識して前息継ぎクロールは練習しておいた方が良いかもしれません。

 

 

今回のコースは750Mの三角形を二周するというもの。

age_course

出典:2016 野尻湖トライアスロンin信州信濃町

図では示されていませんが、三角形の頂点にはブイと呼ばれる浮島が浮かんでおりそれを目印にしてあとは自由に泳げ、というもの。

もちろん三角形の頂点の内側をくぐると失格になりますが、それより外側を泳ぐのであれば、いくら泳いでも問題ありません。

なお、スイムのタイムは足首に巻いたICチップ付のアンクルバンドで計測します。

開始100メートルで「もう無理、止めよう」と思いましたが、水深があり足が付かなかったため助かりました笑

750メートル×2回のコースはなんとか38分でクリアすることが出来ました。

ちなみにこの日の朝の天候は最悪。

豪雨でしたがそんなこと気にする余裕もなかったので逆に良かったのかもしれません。

3.バイク

スイムを終えると次はバイクです。

通常はヘルメットを被り、サングラスを装着した後、サイクルシューズに履き替えてペダルと足を固定してスタートするのですが、僕はランニングシューズに履き替えてスタートしました。

サイクルシューズも高いしまぁ必須ではないか、と購入しなかったのですが参加者の99%は履いていました。

宿で持っている方に聞いてみたところ、滑らない上に引き上げる力が使えるので1.5倍は楽になるとのこと。

もしトライアスロンに参加する機会があれば大人しくサイクルシューズは買いましょう笑

天候は少し回復して曇り。

路面はビショ濡れです。

そして今回の野尻湖トライアスロン最難関がこのバイクコースと言われています。

全長15キロのコースを3周するのですが高低差は約100メートル、傾斜は最大30度かつカーブばかり、とかなりテクニカルな仕上がり。

わかりやすいように言い換えるならば、スキーの上級者コースを自転車で登ったり降りたりするイメージです。

そんなコースを登りは時速10キロくらい、下りは時速60キロ超でひたすら走ります。

途中景色が開けて野尻湖が見えるのですがそれは本当に最高で、苦しいながらも多少の楽しみはありました。

またコース途中にエイドステーションと呼ばれる補給所があり、水、スポーツドリンク、バナナなどを地元のボランティアの方から受け取ることが出来ます。

これがめちゃくちゃありがたい。

とにかく辛くてスポーツドリンク受け取ったタイミングで「頑張ってください!」なんて言われると普通に感動します。

バイク、ランはコース上にギャラリーがいて応援してくれるんですよね。

こんなこと言う柄でもないのですが、3週目に入ってくじけそうな時、5歳くらいの女の子に「負けるなー!」と大声で叫ばれました。

普段適当に生きてる僕でも、さすがにあんなガキんちょに応援されちゃリタイアとかできません。。

本当に応援って力になります。

今回身をもって体験しました。

途中救急車が追い越していったりヒヤリとすることはありましたが、僕自身バイクは15キロのコースを1時間55分で完走出来ました。

4.ラン

ここまで来ればあとは気合で走るだけ。

今までの天気が嘘だったかのような陽射しです。

11キロのコースなのですが、開始間もなく太ももとふくらはぎを同時につってしまい15分から20分ほど動けませんでした。

ただそこで止まって治そうとしてる間も後続の選手が抜きながら声をかけてくれるんですよね。

 

 

「まだ時間余裕あるぞ!」

 

「ファイト!」

 

 

一部の本気で上位を狙っている選手を除けばこんな優しいスポーツは他にありません。

そうしているうちに幸いジョギング程度であれば走れるように回復したため、ゴールへと足を進めます。

音楽記号で言えばAndante。

 

 

我ながら引き出しの多さには驚きを隠しきれません。

 

 

なお、ランでは全長11キロの中にエイドステーションが5箇所ありました。

往復コースだったため、ほぼ1.5キロに1つある感じですかね。

コースはスタートの3キロ、ゴールの3キロを除いた5キロがかなりの傾斜。

バイクの3周目くらいから体力を温存しておいた方が良かったかもしれません。

最後は這いずるように走っていましたが、ゴール前だけ格好つけて両手を上に挙げてゴール。

1時間37分もかかっていました。

5.トライアスロンを終えて

総合タイムは4時間10分34秒。

ゴール直後にスタッフの方にタオルをかけて頂き、しばらくベンチに座り込んでいたのですが、徐々に達成感がこみ上げてきます。

 

 

 

俺、トライアスロンやったんだ。

 

 

 

自分の中では辛かったとか疲れたよりも、何故か応援してくれた女の子や他の選手のことを裏切らずに済んだ安心感が先に出て一人でニヤニヤしていました。

(先輩からウナギおごってもらえる喜びも多少はあったかな)

回りから見れば危ないやつだったと思います笑

 

ゴール後はもちろん嬉しかったし、終わってみたら気持ち良かったけれど、個人的にはもうトライアスロンはいいかな。

何がって皆本気で頑張り過ぎだわ。

あらためて思い返してみると他の選手を見るとこの人と一緒に仕事してみたいなって人が多かったような気がします。

ある程度人間出来た人じゃないと声かけは出来ないし、それがあったから頑張れた自分としては次回参加する機会があれば同じ境遇の選手に出会った場合は同じことをしてあげたいと思います。

それでも!それでも辛過ぎます!!笑

 

ただ、自分に自信が持てない方は挑戦してみれば殻は破れるような気はします。

今の自分に満足しておらず、何かしら変えたいと思っている方、機会があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。

なんだか熱くなってしまいましたね。

それでは今回はこの辺で!

スポンサードリンク




-トライアスロン