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トライアスロン

トライアスロンを間近に控えて思うこと

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いよいよトライアスロンが今週末にあります。

普段は何かしら役に立つような記事を書こうと自分なりに努力してきたつもりなのですが、今回は1年後、5年後、10年後に記事を読み返した時、あぁこの時はこんなだったなって振り返りたいので、卒業アルバムの文集に綴るノリで書いてみたいと思います。

少しだけですがお酒も入っているのでまとまりのない文章になるとは思いますが、良ければお付き合いください。

きっかけは旧友と

地元に10年来の友人がいます。

彼は自分の結婚式のスピーチを僕に頼むほど僕のことを信頼してくれています。

そして今回のトライアスロン参加は三ヶ月ほど前にそんな彼と東京で飲みながら決めたことでした。

 

 

19歳の頃、僕は車を買うべくアルバイトをしてお金を貯めていました。

そうしてお金もある程度貯まってきたある日、大学内で「洋上セミナー参加者募集」のポスターを見つけてしまったのです。

内容は兵庫県内の大学生へ参加者を募り、手を挙げた人間500人ほどを一隻の豪華客船に乗せ、一ヶ月かけてオーストラリア、シンガポール、中国を回るというもの。

コツコツお金を貯めてきたのですが、車なんていつでも買える!と即決で次の日には参加申し込みをしていました。

※帰国後一ヶ月で彼女(現在の妻)の車を廃車にして思ったより早く買うことになったのは義理の両親には死ぬまで秘密。

今回一緒にトライアスロン参加を決めた友人ともそこで出会うことが出来ました。

一人でそんな旅に申し込むような男なので普通と比べるとやはりちょっと頭はおかしいのですが、コイツがまぁ結構イイ奴なんですよね。

 

突発性難聴

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色々と道具も揃えてあとは体作って本番に臨むだけ、という二週間前のタイミングで、彼はインド出張中に突発性難聴になりました。

話を聞くと原因は不明、完治する可能性が1/3、後遺症が残る可能性が1/3、失聴の可能性が1/3となかなか笑えない状況でした。

現在は日本に帰国していますが、まだ目まいや吐き気と戦っているようです。

別に死ぬ訳ではないのですが普段の彼を知っているだけに驚きを隠しきれませんでした。

人間いつどうなるかわからない、そんな簡単なことに30を目前に控えた今、あらためて気付かされました。

一人でトライアスロンに出場するということ

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今僕は一週間のうち2日間好きなことして、平日の5日間頑張るという生活をしています。

三ヶ月ほど前にその貴重な2日間をトライアスロンに当て込むことにしました。

 

しんどいだろうけれど、二人で頑張ってゴールした後にビール飲んだらウマいだろうなって直感で思ったんですよね。

 

しかし止むをえない理由でそれが叶わなくなってしまいました。

そして僕は明日の朝から一人で長野まで行き、雨の中バイクのコース40kmを試走しに行きます。

二日目は1.5kmスイム、40kmバイク、11kmランです。

考えただけで辛過ぎて笑えてきます。

 

 

満身創痍でゴールした時、誰か褒めてくれるんだろうか。

 

こんな事に、一体何の意味があるんだろうか。

 

 

人に恵まれて生きてきたツケがこんなところで回ってくるとは思いませんでした。

 

僕は何の目的もないことに対して、頑張ることが出来ない。

 

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目的を作る

僕は今までかけたお金がもったいないから、といったマイナスを0に寄せるようなことを楽しいとは思えません。

少し違う話かもしれませんが僕にはとても真似出来ないので、看護師や理学療法士のような、リハビリによって患者を元の状態に近づけることを目的とした仕事についている方のことは心の底から尊敬しています。

そうは言ってもここで僕もキャンセルと言うと友人は負い目に感じてしまいます。

彼に負い目を感じさせないために走るかというとそれもしっくりきません。

 

そこで僕が考えたのが、「頑張って昼飯代浮かせよう計画」でした。

 

①事情を説明して、全くやる気が起こらない旨を先輩に伝える
②「まぁ元気出せよ」
③「同情とかいらないので頑張ったらそれに応じて昼飯で良いので奢って欲しいです。」
④「お前マジでしょうがねぇな、いいよ。」

これを先輩方5人に繰り返すことにより、僕はゴールさえすれば少なくとも来週のランチ代を浮かせることが出来る状況を作り出しました。

モチベーションアップの解決策としては我ながら素晴らしいと思います。

最後に

僕は美味しいビールを飲むために走りません。

友人に負い目を感じさせないために走るのでもありません。

お金がもったいない?違います。

でも僕は走ります。

なぜかって?

 

 

 

 

そこにウナギがあるから。

 

 

 

 

最後に笑うのは、俺だ。

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