海外旅行時のお金の持ち方
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台風も去って海外旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか。
僕が世界一周経験者であることは社内では有名な話ですので、海外旅行経験が浅い方からよく相談を受けます。
その中でも特に相談されるのが、どうやって現地のお金を持っていくかという問題。
今回は事例も入れながら、わかりやすく説明してみます。
もし同じ悩みを持っている方が近くにいればこの記事を転送してあげてください。
- 最強はMasterCardのキャッシング
- 何故最強なのか
1.最強はMasterCardのキャッシング
いきなり結論から言ってしまいますが、現地ATMでMasterCardによるキャッシングが最も賢い現金調達手段となります。
海外にATMはあるのかと気にされる方もいますが、基本的にどんな空港にも最低2個はあります。
南米ボリビアの街中でさえATMがなくて困ったことはなかったのでそこは心配しなくても大丈夫。
僕が海外に行く時は1ドルも持って行きません。
ここまで極端にする必要はないと思うのですが、手数料を考えるとそれがベターではないかと僕は考えています。
そして気になる英語問題ですが、これも問題ありません。
WITHDRAWL(引き出し)
この単語だけ覚えておいてください。
1.クレジットカードをATMに挿入する。
2.暗唱番号を入力する。
3.WITHDRAWLボタンを押下する。
4.CREDITを選択する。
5.引き出したい金額を指定する。
これが海外でATMを使う際に行うこと全てです。
世界共通なので何も怖いことはありません。
簡単です。
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2.何故最強なのか
さて、具体的な利用手順までを先にお伝えしましたが、続いては何故かという話を順を追ってしていきましょう。
ここではわかりやすく日本円10万円をアメリカドルに変えた時にかかるお金をいくつかのパターンで説明します。
ちょうど今1ドル100円くらいなのでイメージしながら確認してください。
2016年8月23日時点での為替レート
成田空港:102.42
三井住友銀行:99.54
JCB:100.190000000
VISA:100.959904
Master:現時点では不明(4日後にならないと分かりません)
■空港で両替を行う場合
直接的に手数料という形でお金を取っている訳ではありませんが、手数料は為替レートに上乗せされています。
10万円をドルに変えた場合、受け取れるのは976ドル(端数切り捨て)
つまり手数料は2,400円くらい。
■三井住友銀行で両替を行う場合
為替レートは良いのですが1米ドルあたり2.6円(今はキャンペーン中で通常時は3円)の手数料がかかります。
それを考えると10万円をドルに変えた場合、受け取れるのは979ドル(端数切り捨て)
手数料は2,100円くらい。
■新生銀行のインターナショナルキャッシュカードを使って引き出す場合
新生銀行で発行することの出来るインターナショナルキャッシュカードは自分の口座から外貨で引き出すイメージなので一見良さそうなのですが、引き出す際はVISAのレートにプラスして手数料4%がかかります。
つまり実質レートは104.99830016円まで上がってしまいます。
10万円をドルに変えた場合、受け取れるのは952ドル。
手数料は4,800円くらい。
■JCBで現地キャッシングを行う場合
JCBでキャッシングを行った場合、受け取れるのは998ドル(端数切り捨て) ー 金利手数料
ATMでのキャッシングは利用日によって手数料が変わってきます。
キャッシングの支払いはほとんどのカードが一括であるため、最長で30日だと思ってそう大きな違いはないでしょう。
一般的なクレジットカードは年利18%ですので、最大で手数料は10万 × 0.18 × 30 / 365 = 1,480円
これが利用して5日後に締め日が来た場合は、10万 × 0.18 × 5 / 365 = 246円となります。
真ん中を取って手数料で740円かかると仮定するならば、
受け取れるのは998ドル - 7.4ドル(740円) = 991ドル(端数切り捨て)
手数料は900円くらい。
まとめます。
空港での両替:2,400円
銀行での両替:2,100円
インターナショナルキャッシュカードでの引き出し:4,800円
クレジットカードでのキャッシング:900円
クレジットカードのキャッシングがいかにお得か分かって頂けたでしょうか。
また、クレジットカードでキャッシングをした場合、帰国後すぐにカード裏の番号に電話をかけることで繰上げ返済用の口座番号を教えてもらうことが出来ます。
まだ締め日まで20日以上あるな、という時は電話して振り込むことで手数料を抑えることも可能。
個人的には節約額は1,000円そこそこなので振り込みや電話の手間との費用対効果を考えるとほったらかしでも良いかなとは思いますけどね。
最後に何故MasterCardなのかという話ですが、これはキャッシング時の為替レート平均を見た時にクレ各社較べると下記のようになっているからです。
Master > VISA > JCB > Diners
ちなみにAMEXはキャッシング対応していません。
もちろん日によってはJCBの方がMasterより良い日もあるし、VISAが一番良い日もあります。
そこは運の要素が大きいのですが、統計的にMasterの強い日が多いという話です。
両替手数料ほど訳のわからないお金もないので、ここは賢く動いて現地にお金を落としましょう。
それでは今回はこの辺で!
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