【書評】社外プレゼンの資料作成術
スポンサードリンク
実用書を読みました。
たまには真面目な仕事の話でもします笑
俗に言うホワイトカラーのビジネスパーソンとプレゼンテーションは切っても切れない関係にあります。
今回は僕が日本一プレゼン資料作りが上手だと信じて止まない前田鎌利氏の本が読み終わったので、レビューしてみます。
- プレゼンテーションとは
- なぜ僕が前田鎌利氏を尊敬しているのか
- 社外プレゼンの資料作成術
1.プレゼンテーションとは
営業や説明会、講演会やIR。
また一部優秀な学生は就職活動でも使っています。
PCで資料を作成し、それを紙で渡すなりプロジェクターでスクリーンに映すなりしながら説明を行うことをプレゼンテーションと言います。(以下プレゼン)
現代社会では相手に自社商品の魅力を伝えたり、自分の思っていることを相手に理解してもらうために、プレゼンスキルが必要不可欠です。
2.なぜ僕が前田鎌利氏を尊敬しているのか
僕は2009年に社会人になったので、2008年の3月から6月に就職活動を行いました。
それまでは色々なことを経験した上で就職活動に臨みたいと考えていたため、水泳のコーチを4年続けながら、掛け持ちという形でイタリアンのキッチン、ホール、漫画喫茶店員、インターネット販売員など色々と試してみました。
その後就職活動をするにあたり、ユーザー目線で業種ごとになんとなくやっていることは分かるものの、会社ごとにどういった思いでどんなことをやってきたかという知識が自分には全くないことに気づいたのです。
そこで色々と調べてみました。
自己分析の結果、自分の中で腹落ちした「この時が一番楽しい瞬間」は、多くの人の心や生活を動かしたとき。
今まで誰もが「音楽は家で聞くもの」という認識だったのをウォークマンの投入で外でも聞けるようにしたSONYは完全に僕の理想とする企業でした。
ただ時は2008年、当時のSONYはiPodに完全に市場を取られてしまい栄枯盛衰を代表するような会社となっていました。
では2008年に僕の心を躍らせたのはどこかというと、携帯市場の風雲児、孫正義率いるSoftBank。
当時数万円する携帯の端末代金を実質0円で売り始めたと思ったら、矢継ぎ早に980円で9:00-21:00はSoftBank同士なら通話無料のホワイトプランを提供、また6月にはiPhoneの独占販売を始めることが発表されました。
なんだこの会社、すげぇ。
そんなこんなで行ってみた会社説明会で聞いた孫正義氏の講演が凄く衝撃的で感動しました。
ここはどんな会社でどんなことをやってるのかという旨を説明するのが一般的な会社説明会なのですが、孫氏はSoftBankを立ち上げた時の思いを語り、あとはほぼ未来の話しかしていませんでした笑
思い返せば彼は当時からコンピュータは人間を超えるという話を何度も熱く語り、今と何も変わっていません。
さて、前置きが長くなりましたがこの際の資料を作成していたのが当時ソフトバンクに勤めていた前田鎌利氏その人です。
圧倒的にわかりやすい資料と孫氏の熱い語りで、僕にとってその説明会はかけがえのないものとなりました。
海外でプレゼンが上手な人と言うと、Appleの故スティーブ・ジョブズが引き合いに出されることが多いですが、日本でとなると僕の中で孫正義氏の右に出る方はいません。
その資料を作った人がノウハウを一冊の本に落とし込んだとなればそ間違いないでしょう、というのが今回の購入経緯。
スポンサードリンク
3.社外プレゼンの資料作成術
こちらが今回購入して読み終えた一冊。
数字で説得力を上げろ、アニメーションを効果的に使え、といった抽象的なことはこの手の本にはだいたい書いてあるのですが、ここまで例が具体的な一冊は僕は今まで読んだことありませんでした。
ノウハウを知りたいならこの本一冊で問題ありません。
課題→原因→解決策→効果
この順で資料を作ればほぼ全てのケースにおいて上手くいくのですが、そんなこと急に言われても全くイメージ出来ないですよね。
それをこちらの本ではデジタルカタログの営業が使う場合や家事代行サービスの営業が使う場合といった形でロールプレイング資料が作られ掲示されています。
また、見やすいフォントからわかりやすいグラフの作り方、効果的なアニメーテーションなどテクニック部分も詳しく説明されており、机の上に一冊あれば、資料作成の教科書として使うことが出来る内容になっています。
今でも十分役に立ちそうですが、欲を言えば新卒の頃にこの本に出会いたかったですね。
この本のノウハウを全て身につければ、資料作成技術において社内で上位5%以内には入れるでしょう。
ものの伝え方の基本が書いてあるので、普段プレゼンを行う機会のない方の参考にもなると思います。
定価1,600円+税
ここまでお買い得な買い物はここ最近ありませんでした。
やっぱり読書は良いですね。
めちゃくちゃオススメなので是非読んでみてください。
それでは今回はこの辺で!
追記:
「社内」プレゼンの資料作成術も読んでみましたが、「社外」の方が多くの層をターゲットにしておりわかりやすいと思います。
ただ二冊とも良い本なので気になった方は両方読んでみてください。
スポンサードリンク